七味五悦三会の旅

ハンデと共に楽しく生きる夫婦の旅ログ。

外食文化の台湾、手作り出来たてのこだわり。

台湾は男女共働き社会。しかも週休1日が基本。家事をする暇などありません。ベビーシッターや掃除などをするメイドも普及しています。台湾を見ていると家事をしながら共働きは難しいのではないかと思いますね。

家事をしないというのは食事も例外ではなく三食とも外食です。多くはテイクアウトして家で食べます。親は遅くまで働いているので、子供達だけで食事することもよく見る光景。休日の家族団らんももちろん外です。キッチンのない家も普通にあります。

そんな外食文化の台湾の街には安くて美味しい飲食店がひしめき合い、日々熾烈な競争が繰り広げられています。

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台湾の食堂では調理場がオープンになっていることが殆どで、店前の軒下(歩道)にキッチンと業務用冷蔵庫を置き、麺を打ったり餃子を包んでいる姿ももはや当たり前の光景。それはキッチンが店内にあっても同じで、写真のようにオープンにも程があるキッチンも。

注文した料理が目の前で調理されます。台湾人に限らず中華民族は基本的に「作り置きの食事」というものを嫌います。正確に言えば「冷めた料理」が好きではありません。だからこのように客の前で「いままさに作っています!」をアピール。台湾風に言えば「現打」「現煮」「現炒」「現焼」です。
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このお店は座席が全て屋内にありますが、長細い空間の長辺にキッチンと冷蔵庫。調味料に何を使っているか、鮮度の高い野菜を使っているか、清潔であるか全て丸見え!店の人も気が抜けませんね。

台湾では飲食店の経営を始めるのはそんなに難しい事ではなく、割と簡単に始められます。自己資金がなければ屋台から。自転車で大八車を引いて売り歩く、ちょっと懐かしいスタイルの飯屋も沢山あります。ただ、台湾人の舌は肥えている。毎年同じ街へ行きますが、跡形も無く無くなっているお店も多数。厳しい!