台湾名物丼の色々②「爌肉飯」
爌肉飯
台北では圧倒的に魯肉飯を見る機会が多いですが、爌肉飯は全国的な料理のひとつ。台南など南部では滷肉飯、台中では滷爌飯と呼ばれる事も。
下の写真の様に豚バラ肉を1〜2cm程度にスライスしたものを乗せるのは台北など北部を中心に全国的にもスタンダードな爌肉飯です。肉がホロホロなのでバラけないように爪楊枝が挿してあることが多いので食べるときは注意。
一方で台中市では趣の全く違う爌肉飯を出す店があります。豚バラ肉をスライスせずに塊のままドカンとご飯に乗せた野趣あふれる爌肉飯。イメージ的にはベーコンの塊が乗ってるように見えます。魯肉飯より若干価格は高め。赤身、脂身、半々と部位を選べる店もあります。
有名店がいくつかあり肉の大きさやインパクトで競っているようですが、少し大味な印象です。
また、肉を煮込んで作る爌肉飯とは別に、豚肉を梅菜と言う干した菜っ葉と一緒に蒸して作る「梅菜扣肉」という料理もあります。客家料理のひとつで、梅菜の甘酸っぱい味付け。やや脂っこくコッテリしていますが、客家系のお店では一般的に見られる料理のひとつです。