七味五悦三会の旅

ハンデと共に楽しく生きる夫婦の旅ログ。

Surface Pro 6を買いました。

買いました、Surface Pro 6。

本体だけで202,320円。キーボード、ペン、替え芯込みで232,560円。当初予算は15万円だったので大幅に足がでてしまいましたが、結論から言うと満足度の高い製品でした。

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カスタマイズスペックはi7-8650U、メモリ16GB、SSD512GB。

ほぼフルスペックに近いですがi7にするのは無駄に思います。今回、どうしても物理メモリを16GB搭載したかったのでi7を選択するしかなかったのですが(i5では8GBまでしか搭載できない)、画像処理が多いとかそういうのがなければi5と8GBで十分です。

と言うのも、i7を搭載しても性能を発揮できないからです。その理由は、

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これ。本体上部にあるUSB端子部分ですがパネルに1mmの隙間があります。

Surface Proはこの隙間だけで放熱してます。申し訳程度に排気ファンが内蔵されていますが、あまり効果的な働きはしていないように思いました。マルチタスクで少し重い処理をしていると本体は持てないほど熱くなります。常にアイスノンしてもいいくらい。

 

PCは兎にも角にも放熱がキモ。PCもスマホも負荷が掛かると熱くなり処理速度をさげます。高いお金をだしてカタログスペックの高いものを買っても、放熱が不十分だとカタログ値を出せないので無用の長物になってしまいます。なのでi5で十分です。フルで動く7年前のi5より処理速度が下がるので、ノートPCのスペックは6掛けくらいで見積もった方がいいです。 

 

 

ついでにもう一つSurfaceの欠点を挙げると、2736x1824という画面解像度。

高解像度で画像を見るには良いんですが、アスペクト比が特殊で12.3インチという液晶の大きさから考えると、文字はリアルスケールでは読めません。なのでOS側でスケーリング調整して文字等を拡大表示することになりますが、フリーソフトや古いアプリケーションでは文字が小さすぎたり、滲んだりしてちょっと使用に耐えません。Adobe Creative Design Suite5.5や6はダメでした。ClipStudioEXは問題なし。スケーリングはオートでもできますが、あまり効果感じません。

 

欠点という欠点はこのくらい。 

Surfaceのメリットは何と言ってもOS開発元のMicrosoft謹製という点にあると思う。内蔵されている全ての機能がOSレベルで対応し、互換性の問題を心配することがない。OS以外に余計なアプリケーションが入ってないし、クリーンインストールした際にドライバを探したり内蔵機能が使えなくなることもない。Appleと同様の安心感があります。

 VAIOを使っていた時は「メーカー独自仕様」が実に多かった。そしてOSをクリーンインストールするとインカメからカードリーダー、USBまで全ての機能が使えなくなった。

 

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本体液晶の保護カバーを兼ねたタイプカバー(指紋認証付き)。バックライトもついて抜かりなし。これ自体に拡張性はありません。

 

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でも指紋認証なしのカバーでもよかった。顔認証でも十分。認識速度も速いしiPhoneのFaceIDと比べると若干判定が揺るそうだけど判定は速く、一瞬目線を向けるだけでログオンされます。

 

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カバー自体、薄型軽量なのでタイプは余り期待してなかったけど、キーが大きくピッチもあり、叩いた感じもとてもいいです。薄いから余りキーは沈まないですが、あまり浅さを感じません。叩く度にキーボードがたわみますが、そのポコポコしたたわみが逆に良い。

 

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本体とキーボードの接合部分。

非常に強力な磁石になっており、1cmくらいまで近づけると吸い付くように接地します。でも斜めに引っ付くことが多くて中々カチッとハマらないのでおっかなびっくりです。Surfaceペンも強力な磁石で本体側面に貼り付けられます。

 

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カバーを閉じると自動的にスリープします。思いのほか薄い。

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本体+タイプカバーでパスポート2冊分の厚さ。

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電源は専用のSurfaceコネクト端子。これも強力な磁石でカチッと吸い付きます。ケーブルが柔らかいので取り回しがしやすいのが良い。ACアダプタにUSB端子が付いているけど1Aしか供給されない。本体にUSB1ポートしかないので、このポートをハブとして使えたらいいのにと思う。せっかくデータ通信できるコネクターなんだし。

 

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Surfaceの物理拡張はUSB3.0フルサイズが1つ、DisplayPort1つのみ。

純正の拡張ドックは27000円とめちゃくちゃ高いしデカイし重いので、2600円足らずのコレを買いました。欲しいのは有線LANとUSB1ポートだけだったので。ケーブルがちょっと長めなのがイイ感じです。

 

ついでに、液晶フィルムはこれ。 

 iPad Proにも同じ製品を貼っていますが、ペンで絵を描く人、字を沢山書く人にはマストアイテムかと思います。画面の鮮やかさは多少失われますが、まるで紙に描いているかのような感覚が得られます。指紋も付かないです。

 

Surfaceのヒンジ部分は中々秀逸です。

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通常のラップトップ型ノートパソコンより安定しており、180度、角度を変えられます。膝に載せて使うときも微調整できます。左下にMicroSDカードスロットがあります。本体SSDが512GBあるので当面大丈夫ですが、予備の記憶領域として128GBのSDカードを挿してます。

1900円でおつりがある程度で買えるなんて凄いよね。 

 

最後にインカメラについて。

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インカメはノイズが少なく暗い場所でも結構綺麗に映ってくれます。Skypeなんかだと十分すぎるんじゃないでしょうか。動画も撮れるのでYouTubeでLiveもできます。

赤いLEDが付いている時は顔認証中、白のLEDはインカメラ動作中に点灯します。カメラが動作しているのが視覚的に分かるのはとても良いことだと思いますね。顔認証はマルチユーザー設定していても一瞬で認識してくれます。