台湾式ミルクティー「奶茶と鮮奶茶」
台湾式ミルクティーの「奶茶」と「鮮奶茶」について。
中国語でミルクティーの事を「奶茶」といいます。ドリンクショップはもちろん、喫茶やレストラン、ホテルの朝食にも登場する定番のドリンク。
「奶茶」は粉ミルクで作ります。濃厚でミルキーでコクがあって、ややモッタリとしたミルクティーは「奶茶」です。水色はキャラメル色。珍珠奶茶(タピオカミルクティー)も粉ミルクで作ります。粉ミルクは栄養価が高く高カロリー傾向。
奶茶は平均的な600ccサイズで250~600kcal程度が一般的ですが、珍珠奶茶(タピオカミルクティー)は2000kcalを超える例もあります。カロリーに差があるのは主に粉ミルクに含まれる脂肪分の違い、あと糖度や生クリームの添加有無です。ちなみに、粉ミルクはタイからの輸入品が多く使われています。
ミルクティーにはもうひとつ「鮮奶茶」があります。「拿鐵」(ラテ)ともいいます。
「鮮奶茶」は牛乳を使います。牛乳は一大酪農地の花蓮県瑞穂郷の瑞穂牛乳が使われている事が多いようです。鮮奶茶系列のドリンクを注文すると、お茶や黒糖、或いはタピオカの黒い部分と牛乳が二層に別れていることが多いので、見た目でも判りやすいですね。
粉ミルクを使った奶茶との違いは、何と言っても軽くてサッパリした飲み口でしょう。モッタリした重さが全くありません。また何と言っても低カロリー。600ccの鮮奶茶で130~250kcal程度。タピオカをいれた珍珠󠄀鮮奶茶で230~350kcal程度。
美味しくカロリーカットしたい方は、珍珠󠄀奶茶より珍珠󠄀鮮奶茶が断然オススメです。
(※カロリー値はいずれも無糖での値。清心福全など栄養価を公表している複数のドリンクショップの大まかな中央値です。)